UR賃貸の物件のトイレには、多機能便座(いわゆるウォシュレット(←TOTOの商標登録名)・シャワートイレ(←LIXIL(INAX)の商標名)が付いていないことが多いです。
私は過去に2回、日本総合住生活株式会社(通称:JS)に依頼してUR賃貸の物件にウォシュレットを設置してもらったことがあります。
その際にかかった費用や手続き、注意点について、まとめてみました。
費用について
最初に入居した物件でかかった費用
2021年10月にシャワートイレを設置した際にかかった費用は、37,400円(取り付け工事費および消費税込み)でした。
設置したシャワートイレのスペックは、以下のとおりです。
・脱臭機能あり
・袖リモコン タイプ
・貯湯式
チラシのコピーが手元に残っていました。
チラシは内覧時に管理事務所で貰いましたが、その際に「最新の情報と異なるかもしれないので、日本総合住生活株式会社(通称:JS)に直接聞いてみて欲しい」と言われました。
JSに直接電話して聞いてみたところ、チラシ記載の価格(定価36,720円・キャンペーン価格32,400円)より値上がりしていました。(たまにキャンペーンをやっているようでしたが、私が頼んだ時は通常価格でした。)
脱臭機能の有無で値段が変わるということで、脱臭機能ありのものでお願いしました。
この頃は、シャワートイレ自体が品薄で、メーカーから納品されるまで1ヶ月くらい待った記憶があります。寒い時期だったので、納品されるのが待ち遠しかったです(笑)
住み替え後、2軒目の物件でかかった費用
2023年1月にシャワートイレを設置した際にかかった費用は、69,300円(取り付け工事費および消費税込み)でした。
ちなみに、費用は、取付工事をしてもらった際にその場で現金で支払います。
設置したシャワートイレのスペックは、以下のとおりです。
・脱臭機能(+汚れを付きにくくする機能など)
・壁リモコンタイプ
・瞬間式
こちらについても、チラシが残っていましたので、ご参考までに添付します。
このチラシも住み替え検討中の内覧時に管理事務所で貰いましたが、値段が記載されておらず、JSに確認する必要がありました。
理由は後述しますが、住み替え時に1軒目の物件で使用していたシャワートイレをそのまま置いていくことにしたので、2軒目の物件にも新たにシャワートイレを設置しました。
2件目の物件では、せっかくなので1軒目の物件よりグレードの高いものにしようと思い、壁リモコンタイプのものにしました。
チラシには壁リモコンタイプが2種類記載されていましたが、値段を電話で問い合わせ時に「チラシにあるRTシリーズの取り扱いは今はしていない」と言われたので、必然的にRWシリーズになりました。
手続き
URは賃貸物件なので、設備に手を加える際には「模様替等承諾申請書」を提出しなければなりません。「模様替等承諾申請書」は管理事務所でもらうことができます。
こちらは、申請書と一緒にもらった記入例です。
「模様替等承諾申請書」を管理事務所に提出して1週間後くらいに「模様替等承諾書」というものが郵送で届きました。
注意点
退去時にシャワートイレを新居に持っていく場合は、原状回復させる(元に戻す)必要がありますので、最初からトイレに付いていた便座は捨てないでください。
また、シャワートイレ設置の際にURに「模様替等申請書」の提出をしていないと、退去時に自身で設置したシャワートイレを置いていくと残置物として扱われてしまいます。
我が家は、「便座2つも要らないよね〜」と誤って最初からあった便座を不燃ゴミで捨ててしまい、
・住み替えの際に付けたばかりのシャワートイレを置いていく
・破棄してしまった便座の代金を弁償する
かの2択になり、使用期間1年足らずのシャワートイレを置いていくことになりました。
住み替えのための引っ越しをした際、シャワートイレの付け外しは別料金(我が家が利用したサカイ引っ越しセンターの場合、取り外しが5,500円で取り付けが8,800円)だったのと、便座の費用がいくらになるか不明(←管理事務所に聞いても分からないと言われた)だったので、いっそ新しい部屋には新たにシャワートイレを付けようということになりました。
事前に「模様替等申請書」をURに提出していたため、退去時に設置したシャワートイレを置いていっても査定時にお咎めなし(というか、住人負担で部屋の設備が良くなればURとしては嬉しいですよね…。)でした。
まとめ
・商品は注文してからの手配となり、取り付け工事まで長い時は1ヶ月程必要
・管理事務所で入手できるチラシに記載されている価格は、商品・取付工事費並びに消費税を含む支払い総額
・シャワートイレのスペックにより4万円〜6万円程と費用に幅がある
・代金の支払いは、取付完了後に当日の工事担当者へ現金で支払う
・退去時に原状復帰を考えている場合は、既に設置されている便座は捨てないこと
・シャワートイレの設置には、事前にURへの届け出が必要
・URへ事前にシャワートイレ設置の届け出をしておけば、退去時の原状回復義務なし→退去時には残置も取り外しも可能