UR賃貸に住み始めてから2年が経過したので、URの賃貸住宅に住んでみた感想や実際の住み心地についてまとめてみました。
「これからURに住んでみようかな?」「URの住み心地ってどうなの?」という方のご参考になれば幸いです。
お読みいただく前の留意点
なるべくUR全体に共通していそうな点をピックアップしていきますが、特に設備面については、あくまで我が家が住んでいる物件に関しての話になってしまう部分も出てくると思いますので、その点をご承知置きください。
設備について
築年数が割と浅く割と設備が整った物件を借りているため、概ね満足しています。
収納
分譲マンションにあるようなウォークインクローゼットなどは当然無いです。
洋室にはクローゼット、和室には押入れ・天袋、廊下にも物入れ、ダイニングにも作り付けの本棚があり、可能な限り収納スペースを取ってくれたんだなというのは感じます。
玄関
備え付けの収納がないため、自身で靴箱を購入・設置しました。
キッチン
カウンターキッチンですが、ガスコンロは付いていなかったので、自身で購入・設置しました。
URの物件にはビルトインコンロが備えられているものもあるようですが、私が部屋を探している時に目にした物件は全てガスコンロは付いていなかったです。
2008年10月に法改正で家庭用のガステーブルコンロは安全センサーを全口につけることが義務化されたことにより、今は2口のものしか販売されていないんです。
お料理好きな方で、3口コンロ必須!という方は、ビルトインタイプのコンロが設置されている物件を探してみてくださいね。
浴室
自動お湯張り機能付のバスで、浴室暖房乾燥機(ガス式)も付いています。
手すりが複数設置されていてバリアフリーになっています。
洗い場がゆったりとした広さで、子ども2人と同時に入ることもできます。
トイレ
多機能便座(ウォシュレット)は付いていませんので、そのままだと寒い時期は座った時にヒンヤリします。
JS(日本総合住生活株式会社)というURの物件の修繕や植栽の手入れ、清掃などの管理を行っている会社があるのですが、そこに頼んで有償で設置してもらいました。
居室
ダイニングとリビングの床面に温水式床暖房(ガス式)が付いています。床暖が付いている賃貸物件を見たことが無かったので驚きました。寒いのが苦手なのでありがたいです。
なお、床暖房の利用に際しては、毎月のガス代とは別に、ガス会社に床暖房設備使用料(9,000円ほど)を払って使えるようにしてもらう必要があります。使用料を1度払えば、その部屋に住んでいる間はずっと床暖房が使えます。(※もちろん、床暖房にかかるガス代は毎月支払う必要があります。)
コンセント
3口コンセントで、設置箇所も多い(一つの居室に2つはある)です。
エアコン
リビングに1台(HITACHIの白くまくん)が設置されています。
インターネット
我が家が居住している棟は光配線ですが、同じ団地であっても少し前に建てられた棟ではVDSL方式になっているようです。
速度を重視される方は、契約の前に確認してみてください。
管理面について
清掃
こまめに清掃していただいている印象です。団地内が広いので、ローテーションで各棟をお掃除されているのだと思いますが、毎日ユニフォームを着た方を見かけます。
植栽
植栽のお手入れも清掃同様にこまめにされています。樹木の剪定や草刈りもキチッと定期的にされています。
住人について
単身者〜2人暮らし向けの間取りの住戸の割合が高いのと物件がバリアフリー仕様なので、高齢者の方が多いです。
URが保証人なしで入居できる(ただし、緊急連絡先は必要)ことも高齢世帯が多い要因だと思われます。
外国人の方は見かけたことがありません。
居住しているエリアにあまり外国人の方がいないからなのかと思います。
生活音について
築浅の鉄筋コンクリート造りなので、防音性は高いように思います。
我が家の音に関するエピソードとして、2人目の子どもが生まれて2ヶ月くらい経った頃に、お隣りのマダムにバッタリ会った時に、「お子さん、無事に生まれたの?」と聞かれました。
ウチの中では朝晩問わず生まれたばかりの子どもが泣いていたので、少なからず音が伝わってしまっているかもと若干心配していたのですが、実際には子どもが生まれたことにも気がつかないくらいで済んでいて安心しました。
音に比べて振動は伝わりやすいです。
週末の日中〜夕方にかけて、上の階にお住いの方のお子さんかお孫さんが走り回る音がたまに聞こえる事はあります。
お隣さんから洗濯機の脱水によると思われる振動が伝わってくることがあります。
逆に我が家からも音や振動は下の階に伝わってしまっていると思うのですが、入居前に挨拶に伺ったことが功を奏しているのか、クレームが入ったことは今のところなく、トラブルになったことはありません。
最後に
今回は、URに居住を始めて2年が経過した時点での感想(住み心地)についてまとめてみました。
集合住宅なので、階下の住人の方への音の配慮は必要ですが、築年数の浅い物件ということもあり、今のところ快適に過ごせています。
一口にUR賃貸と言っても、物件の立地や築年数、設備などは様々です。
契約前にパンフレットをよく読み、内覧時には実際の設備や周辺環境をよく確認されてみてください。