UR賃貸

【UR賃貸】住んでみて分かったメリット・デメリット

こんにちは、まるとむです。
URの賃貸住宅に実際に2年間住んでみて分かったメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット

初期費用が安い

URのCMでアピールされているとおり、礼金と仲介手数料が一切かからないのが民間の賃貸と比較した時のUR賃貸の大きなメリットです。

引っ越し時は、引っ越し業者への支払いや家具や家電の購入・買い替え費用など、何かとまとまったお金が出て行くので、仲介手数料だけでも節約できて助かりました。

また、我が家がURに入居する前に借りていた民間の賃貸住宅の場合、新たに部屋を借りる際には鍵の交換費用を、退去時にはエアコンと部屋のクリーニング費用を負担させられたのですが、URの場合はそういった費用の負担もなかったです。

内覧がセルフ式で気楽

内覧は民間の不動産賃貸業者と異なりセルフですることができます。
管理サービス事務所に行って、用紙に必要事項を記入し、運転免許証などの身分証を提示すると部屋の鍵を貸し出してくれます。

民間の業者と違い内覧に営業の人などはついてこないため、自分のペースでじっくり見ることができるのと、「早く契約しないと無くなってしまいますよ!」というようなセールストークを聞く必要が無いので、ストレスフリーでした。

内覧可能な部屋には電気が通っていて、照明を点けられるので、雨の日など外が暗い時も普通に見ることができます。

窓には日よけ用のビニール製の簡易カーテンが取り付けられています。

 スリッパは置かれていないので、必要な方は大きさを測るためのメジャーと一緒に持参されると良いです。

URのウェブサイトによると、内覧は原則1回となっています。
内覧前にチェックすべきポイントを整理して、見落としの無いようにしてくださいね。

退去時の費用負担が明確

UR賃貸住宅は修繕負担区分が明文化されており、明確になっています。「修理細目のしおり」(←こちらから確認できます)に貸主(UR)負担となるものと借主負担となるものについて詳細にまとめられています。

我が家が1年足らずで住み替えのために最初に借りたUR物件を退去した際にも、この基準によって査定を受け実際に請求されたのは、クロス張り替え代の265円のみでした。

更新費用がかからない

現在のUR賃貸の物件に入居してから1年、住み替え前のUR賃貸の物件に入居してから2年以上経過しましたが、更新費用は一切かかりません。

民間の賃貸物件を借りていたときは2年に1回の契約更新月に更新費用を数万円取られていたのに比べると、全く費用がかからない点はありがたいです。

ライフスタイルに合わせて住み替えがしやすい

我が家は家族が増えたのを機に、同じUR団地内でより広い間取りの部屋に住み替えをしました。
その際、敷金の引き継ぎ制度があったので、住み替え時の初期費用の負担が軽くて済みました。

また、将来的に子どもが独立した際には、同じく住み替え制度を使っての住居のダウンサイジングも出来そうだなと思っています。

デメリット

入居時の手続きに労力がかかる

民間の不動産賃貸業者と大きく異なると思ったのは、手続きがワンストップで終わらないということです。

 具体的には、

手続き内容手続き先
仮申し込みUR賃貸ショップ
内覧現地案内所(管理サービス事務所)
本申し込みUR賃貸ショップ
本契約UR営業センター
駐車場の契約住まいセンター

というように、手続きしたい内容に応じて、こちらから全て異なる場所(住所)に赴く必要があり不便さを感じました。

民間の不動産賃貸業者では、内覧→契約→駐車場の契約に到るまで全て店舗で行うことができますが、URの場合は違いました。

まるとむ
まるとむ
物件の契約をした日とは別の日に駐車場の契約のためだけに出かける必要があったよ…

家賃は別に安くはない

居住地周辺にファミリー向けの賃貸物件自体があまり無いので比較し辛いのですが、周辺相場よりは少し高い印象です。

ただ、我が家が入居している物件は、「近居割」という家賃の割引が適用される物件かつ要件(半径2キロメートル以内に満60歳以上の親世帯が居住している)を満たせているので、入居から5年間、5%の割引を受けていて、助かっています。

その他、家賃に関して気になるのが、UR賃貸住宅の家賃は、独立行政法人都市再生機構法において近傍同種の住宅の家賃を基準として決定することとされているらしく、入居して2年経過後は家賃の改定がある場合もあるという点です。

安定して家賃が支払える収入か資産がないと入居が難しい

ある程度の安定した収入があるorまとまったお金がある(家賃の一括前払いができる)人でないと審査で弾かれて入居ができません。(URの定める基準月収額はこちら

我が家は、今のところ現役世代の共働きなので問題なく家賃を支払えていますが、定年後で年金暮らしになった時に、現在の家賃を一生支払い続けることができるか少し不安です。

火災保険の加入が任意

URの入居者には火災保険の加入が義務付けられていません。

入居者が任意の火災保険に加入できるという点では良いことなのですが、隣家の方が加入されているのかは不明なので、若干心配です。

ただ、自身が火災保険に加入していれば「もらい火」への補償は自身の保険で補償されるはずなので、心情的に少し心配というだけです。

自治会や町内会が存在する

URの団地内には自治会が存在します。
管理事務所で自治会の案内のチラシを渡された際に、加入は強制ではなく任意との説明があったので、我が家は自治会には加入していません。

町内会についても加入は義務では無いですが、町内会に加入しないと近隣の小学校に関する情報などが回覧板で回ってこないため町内会には入っていて、役員もやりました。

我が家が入居しているURの団地は自治会への加入に関して特に勧誘もされないのですが、お住いの地域や団地によっては勧誘されることがあるかもしれません。

ご夫婦やファミリーで入居される場合はともかく、単身でURに住もうと思われている方にとっては、もしそういった勧誘があった場合、少々煩わしさを感じる可能性があります。