皆さんは日々の食器洗いにどれほどの時間を費やしていますか?
多くの方がもっと家事を楽にしたいと願っているはずです。
かくいう私も育児休業から復帰するにあたり、少しでも家事の省力化をしたいと願っている者の1人です。
今回はUR賃貸住宅にぴったりの食洗機の選び方から、おすすめのモデル、さらには設置のポイントまで解説します。
UR賃貸に最適な食洗機の選び方
UR賃貸住宅にお住いの方にとって、キッチンの限られたスペースは貴重なもの。
しかしその貴重なスペースを有効活用しながら、生活の質を向上させる方法があります。
そう、食洗機の設置です。
ただし、すべての食洗機がUR賃貸住宅に適しているわけではありません。
ここでは、UR賃貸住宅に最適な食洗機を選ぶためのポイントを紹介します。
なぜUR賃貸住宅に食洗機が必要なのか
忙しい毎日を送る中で、食器洗いは意外と時間を取られる家事の一つ。
特に、家族が多い場合やおもてなしをした後などは、その負担はさらに増えます。
食洗機があれば、これらの時間を大幅に削減し、もっと大切なことや自分の時間に使えるようになります。
実は、UR賃貸住宅にも食洗機の種類によっては設置することが可能なんです。
UR賃貸に最適な食洗機選びについて深掘りしていきましょう。
UR賃貸向け食洗機の推奨モデル
UR賃貸住宅のキッチンに最適な食洗機を選ぶ際、いくつかの推奨モデルがあります。
特に、スペースが限られてる場合や設置のしやすさを考慮する必要がある場合は、パナソニックの食洗機が人気です。
我が家が購入したのは「NP-TH4-W」で、分岐水栓が必要なタイプです。
最上位機種ではありませんが、
・たっぷり洗えるレギュラータイプである
・80℃のお湯で洗える
・エコナビという省エネ機能が付いている
ところが魅力的です。
パナソニックのスリムタイプモデルは、そのコンパクトさで、狭いキッチンでも設置可能となっています。
スリムタイプの奥行きはわずか29㎝です。
パナソニックの食洗機とそのメリット
パナソニックの食洗機は、賃貸住宅でも簡単に設置できるように設計されています。
特に卓上型のタンク式モデルは、水栓工事不要でキッチンのカウンターやシンクの隣に置くだけで使用開始できます。
卓上型とビルトイン型の比較
食洗機には、大きく分けて卓上型とビルトイン型の2種類があります。
UR賃貸住宅の場合、ビルトイン型を設置するためには、キッチンの改修が必要になる場合が多いため、多くの人が卓上型を選択します。
卓上型は設置が容易でありながらも、しっかりとした洗浄力を持っているため、賃貸住宅にお住いの方にとって、非常に便利な選択肢と言えるでしょう。
卓上型間での比較
卓上型の食洗機もいくつかモデルがあります。
主な違いは大きさ(レギュラータイプorスリムタイプ)と給水方式(分岐水栓orタンク式)です。
パナソニックの公式サイトに食器洗い乾燥機(食洗器)の比較表が掲載されていますので、詳細についてはそちらを確認されると良いです。
以上のポイントを踏まえ、UR賃貸住宅にお住いの方は、自身のキッチンスペース、家族構成、そして日々の食器使用量を考慮しながら、最適な食洗機を選びましょう。
次のセクションでは、食洗機設置の具体的なステップについて詳しく説明していきます。
食洗機設置の具体的なステップ
UR賃貸住宅に食洗機を設置しようと思った時、何から手をつけていいのか迷う方も多いはず。
ここでは、UR賃貸住宅で食洗機をスムーズに設置するための具体的なステップを分かりやすく解説していきます。
設置前に確認すべきポイント
まずは準備段階で確認すべき重要なポイントがあります。
これを抑えておくことで設置の過程がスムーズに進みます。
キッチンスペースの計測
食洗機を置く前に、キッチンに十分なスペースがあるか確認しましょう。
まずは、食洗機を設置したい場所の幅、奥行き、高さをメジャーで計測します。
卓上型食洗機の場合、一般的には幅が約55㎝、奥行きが約35㎝(ドア開放時は約58㎝)、高さが約60㎝程度必要です。
これらの寸法はモデルによって異なるので、購入前には必ず商品のサイズを確認してください。
アース付きコンセントの確保
食洗機の設置には、単独の定格15A・交流100Vのアース付きコンセントが必要です。
コンセントにアース端子がない場合は専門業者に依頼して電源工事を行うことが必要です。
分岐水栓の選び方と設置方法
UR賃貸住宅にも、キッチンの水道に分岐水栓を取り付けることが可能です。
分岐水栓とは、現在の蛇口に追加で取り付けることで、蛇口から直接食洗機へ水を供給できるようにする装置のこと。
この分岐水栓を選ぶ際は、現在の蛇口の形状と互換性があるものを選びましょう。
パナソニックのサイトでお使いの蛇口に合う分岐水栓を確認することができます。
設置方法は、自身で取り付けをされる場合は製品に同梱されている取り扱い説明書に従って行いますが、不安な場合は専門業者(JSや家電量販店)に依頼するのも一つの方法です。
私はJSに分岐水栓の設置を約30,000円(部品代込み・食洗機の設置は自身で行う)で頼みましたが、大手家電量販店でしたら水栓工事と購入した食洗機の設置もしてくれて5,500円〜(部品代は別途必要)で行ってくれるようです。
お住まいの住戸に適した分岐水栓の型番が分かっていて設置費用を安く抑えたい場合は、自身で分岐水栓の部品を調達しておいて(ネットだと定価より安く買えます)、大手家電量販店で食洗機を購入し,分岐水栓工事と食洗機の取り付けを依頼するのがオススメです。
実際の設置プロセスと注意点
準備が整ったら、いよいよ食洗機の設置です。
ここではスムーズは設置のためのプロセスと、特に注意すべき点をお伝えします。
模様替え申請
UR賃貸住宅では、住宅の保全や団地の美観を保つため、模様替えについての基準が設けられており、分岐水栓式の食洗機を設置する際は事前に「模様替え等承諾申請書」の提出が必要です。
模様替えを実施する際は、内容のわかる図面・パンフレット等を添えて、「模様替え等承諾
住まいのしおり 2024.3発行より引用
申請書」(項目によっては必要書類等の確認のみの、手続きが簡単な申請で模様替えができる場合があります(簡易模様替え))を提出し、あらかじめ UR 都市機構の審査を経て承諾を得なければなりません。
「模様替え等承諾申請書」は、管理サービス事務所でもらうことができます。
模様替え等承諾申請書の記入例
- 模様替え等の内容:「食器洗い乾燥機用分岐水栓の設置」
- 施工方法・使用資材等:取り付ける水栓の品番を記入
- 施工会社名・連絡先等:JSに水栓工事を依頼する場合はJSと、家電量販店に水栓工事と設置を依頼する場合は、家電量販店名を記入します。連絡先は、依頼先の電話番号を書きます。
- 使用期間:食洗機を設置する日を記入し、「退去日まで」を丸で囲みます。
模様替え等承諾申請書を提出してから1週間後くらいにURから封書で「模様替え等承諾書」が届きました。
食洗機用の分岐水栓の設置については、退去時の原状回復の義務は免除されます。
購入から設置までの流れ
- 1.食洗機の選定:スペースやニーズに合ったモデルを選びます。
- 2.分岐水栓の購入:必要に応じて、食洗機と合わせて分岐水栓も購入します。
- 3.設置場所の準備:計測したスペースに食洗機を置けるよう。必要に応じて整理整頓します。
- 4.分岐水栓の設置:分岐水栓から食洗機へのホースを接続し、電源を確保します。
- 5.食洗機の設置:分岐水栓から食洗機へのホースを接続し、電源を確保します。
- 6.動作確認:全て接続した後、テスト運転をして問題がないか確認します。
食洗機の設置は、これらのステップに沿って行えば、比較的簡単に完了します。
ただし、分岐水栓の設置や電源確保に不安がある場合は、専門の業者に依頼することをお勧めします。
次のセクションでは、食洗機を長く快適に使うためのコツをご紹介します。
食洗機を長く快適に使うためのコツ
食洗機を設置したら、快適な食器洗いライフが始まりますがそれを長く続けるためには日々のメンテナンスが欠かせません。
ここでは、食洗機を長く、そして快適に使い続けるためのコツをいくつかご紹介します。
日々のメンテナンスとトラブルシューティング
食洗機のパフォーマンスを最適に保つためには、定期的なメンテナンスが必要です。
また、使用中に小さな問題が発生した場合には、基本的なトラブルシューティングを知っておくと安心です。
食洗機の定期的なお手入れ方法
・フィルターの清掃:食洗機の底部にあるフィルターは、残滓が溜まりやすいため、定期的に取り外して清掃しましょう。
私が購入した機種(NP-TH4)は、お手入れの目安は週に1回となっており、柔らかいブラシなどでお手入れすることが推奨されています。
・「お手入れ」での運転:月に2〜3回の頻度で「お手入れ」で運転することにより、高温の蒸気で汚れを浮かせて汚れを付きにくくします。「お手入れ」運転する際は、洗剤の量を通常の2倍にし食器は入れないようにします。
・本体内部の拭き掃除:月に一度は内部の壁やドアの裏側を柔らかい布で拭き、カルシウム堆積物や水垢を取り除きます。
・専用クリーナーの使用:市販されている食洗機用クリーナーを使用し、定期的に内部を洗浄することで、臭いの原因となる細菌の繁殖を防げます。
よくある問題とその解決策
・洗浄力が落ちた:フィルターの詰まりが原因であることが多いので、フィルターを確認し、清掃してください。
・扉がうまく閉まらない:扉のロック機構に異物が挟まっていないか確認し、適切に閉まるように調整してください。
・異音がする:大きな食器がノズルに干渉していないか、または異物がポンプに入っていないかを確認しましょう。
食洗機の設置で得られる生活の変化
食洗機を設置することで得られる最大のメリットは、やはり「時間」です。
食後の時間を食器洗いではなく、他の家事に充てたり家族や趣味の時間に使えるようになります。
また、手洗いよりも高温で洗浄するため、衛生的な食器が保てるというメリットもあります。
家事時間の短縮による自由時間の増加
食洗機のおかげで、一日に使える自由時間が増え、家事負担が減ることによりストレスが減少し、生活の質が向上します。
実際に食洗機を設置した多くの方は「もっと早く設置すればよかった」と口を揃えています。
食洗機を設置してよかった具体的な声
友人たちの声
私が食洗機の設置を検討しているときに、友人のワーママたちに食洗機を持つメリットを聞きました。
「忙しい朝に特に重宝している」
「カレーや中華などの油汚れの残りやすいメニューの日の皿洗いも苦痛でなくなった」
「家族が多いので、いちいち1枚1枚手洗いしていられない。食洗機が無い頃に戻るなんて考えられない。」
といった声が寄せられました。
我が家の声
平日は夫の帰宅が遅くワンオペなので、食洗機を設置することで捻出できた時間は自分の自由時間ではなく、洗濯物を干したり、子どもと遊ぶ時間に充てています。
先日、保育園の行事の関係で平日の日中にワンオペをしていたところ、子どもが昼食後すぐに眠くなってしまい、早くお昼寝したいと催促をしに来たのですが、その日のメニューはナポリタンで、お皿にはケチャップ汚れがベッタリ…。
食洗機が無かった頃なら、「ちょっと待っててね〜」と言いながら大慌てでお皿を洗うところですが、食洗機のある今は食べ残しを捨てて、お皿をセットしてスイッチを押すだけ!
寝かしつけと同時進行で皿洗いが完了し、捻出できた自由時間でこの記事を書けたので(笑)、食洗機があって良かったな〜と実感しました。
休みの日は、食器洗いは夫が担当しています。今までは食後に20〜30分くらいかけてお皿を洗っていたのですが、食洗機の利用で大幅に皿洗いの時間を短縮でき、夫も喜んでいます。
食洗機の設置は、ただ食器を洗うだけでなく、生活全体を豊かにする選択です。
ぜひ、この機会にあなたのキッチンにも食洗機を向かい入れて、新しいライフスタイルを初めてみてはいかがでしょうか?